授業に入っている「進化」の分野はすでに夏休みに発信しています。確認のためサイトよりバックナンバー67〜86をご覧ください。

したがって、メルマガはテキスト1の分野の後期の内容を発信していきます。まずは神経です。

設問1 次の神経に関する説明図の1〜11に適語を入れよ。なお11は細胞膜表面にあるアンテナのような構造である。







 


(考える)



1樹状突起 2(神経)細胞体 3軸索
4シナプス 5無髄 6有髄 7髄鞘 
8シナプス小胞 9ミトコンドリア
10神経伝達物質 11レセプター

解説
 神経伝達物質は軸索末端のシナプス小胞に蓄えられているが、軸索に伝導が伝わると、シナプス側に放出される。

★設問2 Bの赤矢印を刺激した時、興奮が伝わるのはア〜カのうちどこか?
 軸索内を興奮が伝わること、シナプスを神経伝達物質が伝わることをそれぞれ何というか?


(考える)



ウ〜オ
軸索内ー伝導
シナプスー伝達
(同じ神経細胞内から両方向に伝導されるが、伝達は軸索末端→細胞体・樹状突起側の一方向で逆方向にはいかない)

★設問3 有髄神経は無髄神経より伝導が速い。なぜか?


(考える)



髄鞘は絶縁体であるので、活動電流は髄鞘の切れ目(ランビエ絞輪)の部分を飛び飛びに「跳躍伝導」できるので速い

解説
一般的には、無髄神経は1〜20m/秒、有髄神経は20〜120m/秒となる。

★設問4 無髄神経で比較した場合、神経の伝導速度は太いものと細いものとどちらが速いか?また高温と低温でどちらが速いか?




(考える)




太いものほど、高温ほど速い