1 葉で合成され師管を通じて茎頂に移動し、花芽の形成を促進する物質がシロイヌナズナとイネでそれぞれ見つかった。それぞれの物質名を答えよ。








シロイヌナズナーFTタンパク質
イネHd3a


解説
 ここ詳しい流れがきかれることもあるが、基本的に知識として要求されるのは、シロイヌナズナの「FTタンパク質」と、イネのHd3aである。
それ以外の言葉は要求されず、実験考察問題で出題されることもありうるが、だいたいの流れを知識としておさえておこう。
なお「Hd3a」というのはちょっとこじつけであるが、難しい(Hard)英検3級(3a)とおさえよう。







 







 


葉が花芽形成に適した光刺激(実際は連続暗期の長さ)を感受する。するとCOタンパク質が合成され、それがFT遺伝子の調節遺伝子として働きFT遺伝子の発現を促す。次にFTタンパク質は師管を通じて茎頂の送られ、
それと茎頂自体で合成されているFDタンパク質とが合体し、AP1という花芽形成に関わる遺伝子を活性化させる。