設問1 以下の家系図で赤で示した人は赤緑色覚異常である。
この中で、確実に保因者である人は何番か?すべてあげよ。
(□が男性、○が女性である。)
























 











(考える)



4と6

解説
男性は健常(XAY)か、色覚異常(XaY)か表現型と遺伝子型が一致するのですぐにわかる
 次に女性の場合は「下から上から決める」を基本にする。

ア、特に息子の性染色体はXYでYは父から受け継ぐのでXは母親由来となる。したがって、「息子のXaは母由来」と断定できる。

息子7の赤緑色覚以上遺伝子が母Eから由来し、Eは保因者とわかる。

イ、「次に娘のXaは母由来のことありうる」ことから考える。
 Eの持つXaは父BがXaを持っていないので、祖母C由来とわかる。

ウ、娘は保因者の可能性もある。しかし断定できないことも多い。
 Gは、50%はEからXaを受け継いだ可能性があるが、そうでなくXAを受け継ぎXAXAである可能性も50%ある。

なおAやCは親の情報がないので推定もできない。