★設問 次の空欄の( )に適語を入れよ。
 淡水硬骨魚は外液である淡水よりも高張に、海産硬骨魚は外液である海水よりも低張に、
体液浸透圧を保つ積極的調節を行っている。
 淡水硬骨魚は、外液が低張のため、
水が体内に侵入し、塩分(Na+)が体外に排出されていく傾向がある。したがって積極的に水分摂取のための
飲水をする必要性はないが、Na+を(1 )から(2)のエネルギーを使った(3)で吸収する。(腸でも少しNa+を吸収しようとする。)
 排出においては、体内に侵入してくる
水を腎臓で排出し、Na+は排出しないようにするため(4)量の(5 )尿をつくる。
 
 海産硬骨魚は、外液が高張のため、水が体外に排出され、Na+は体内に侵入する傾向にある。
したがって水分補給のため海水を飲水するが、そのままではNa+も過剰に摂取してしまうため
(1)で(2)のエネルギーを使って(3)でNa+を積極的に排出する。
 腎臓においては、水は排出を避け、過剰に侵入しがちなNa+は積極的に排出したいが、腎臓の能力として( 6 )尿はできないため(7)量の(8)尿を排出する。



(考える)




1エラ
2ATP
3能動輸送
4多
5低張
6高張
7少
8等張

 





★解説
 図をみて理解してほしい。図の黒字が自然に傾向であいり、赤が魚たちの努力である。エラと腎臓で調節をしていることがわかるが、その方向性が逆であることに注目してほしい。

1自然の流れはどうであるか?
2口とエラでどのように努力しているか?
3腎臓でどのように調節しどのような尿を出すか

の順でおさえるとよい。