★設問1 ある倍率で接眼ミクロメーターと対物ミクロメーターの図が以下のように見えた。
接眼ミクロメーター1目盛りの長さは何μmか?
対物ミクロメーターをはずし、試料のプレパラートをのせてある細胞の長さをみると接眼レンズ4目盛り分であった。その細胞の長さは何μmか?





(考える)




1目盛 3,5μm
細胞の長さ 14μm

解説
両ミクロメーターの目盛りがあっている位置を確認する。
対物ミクロメーター7目盛り=接眼ミクロメーター20目盛りとわかる。

接眼ミクロメーター1目盛りをxμmとすると

接眼
xμm×20目盛り

対物
10μm×7目盛り

20x=70

x=3,5
よって4目盛りならば、14μm(3,5×4)

★設問2 設問3の観察の後、対物レンズの倍率をそれまでの4倍のものに変えた。接眼ミクロメーター1目盛りの示す幅は何μmとなるか?




(考える)




0,875μm

解説
接眼レンズとミクロメーターは変えていないため、見掛け上は接眼ミクロメーターの見え方は変わらないが、
実際は画像は4倍に拡大したため、1目盛りを示す幅は1/4になる。3,5/4=0,875
テレビでのズームアップと同じである。
 視野の面積は1/4 × 1/4 = 1/16 となっている。
したがって視野に入る入射光も少なくなるので視野は暗くなる。