1/29(火) 7:00配信 ITmedia エンタープライズ

空港やカフェ、ショッピングモールなど、あらゆるところで使えるようになった「無料Wi-Fi」。「携帯の通信を使わなくて済む」「どこからでもインターネットが使える」と、読者の皆さんも使った経験はあるのではないでしょうか。

でも、ちょっと待ってください。「タダより高いものはなし」と昔からの言い回しがあるように、こうした無料Wi-Fiも、場合によってはリスクがあることをご存じでしょうか?

ところで私は先日、取材で香港に行ってきました。

香港国際空港に到着後、早速空港のWi-Fiを利用しようとしたのですが、SSIDを探すと、暗号化していない「#HKAirport Free WiFi」の他に、「#HKAirport Free WiFi Legacy」と付いたもう一つのSSID、「Wi-Fi.HK via HKAirport」という、それっぽいSSIDなどが見つかりました。

さて、どれが正解なのでしょうか……? ちょっと怖くて、私はどれにも接続しませんでした。

その1:事前に必ず「“本物”の公式Wi-Fiかどうか」確かめるべし

どうやら最近では、香港政府自体が「Wi-Fi.HK」という共通のSSIDで各所に無料のWi-Fiを設置しているらしく、これらはすべて公式の無料Wi-Fiであることが分かりました。

が、それもこのような取り組みを知らなければ、安全かどうか、その場では判別できませんよね。

その2:無料Wi-Fiを使うなら、安全のためVPNを使うべし

セキュリティソリューションを提供するカスペルスキーが、日本国内の18〜79歳のセキュリティ製品利用者624人に調査した結果によると、特に29歳までの若年層の間で、無料Wi-Fiの認知率が高いことが分かります。

彼らの82.7%が「無料Wi-Fiを使ったことがある」と答え、「使ったことはないが知っている」と答えた人も含めると、無料Wi-Fiの認知度は99%。いわゆる「ギガ不足」に悩む若者は、賢くWi-Fiも利用しているようですね。

その3:「信頼できるVPNサービス」を見極めるべし

ただし、VPNを知ったとしても、使いこなすまでには、さらに大きな疑問が立ちはだかります。それは、「どのVPNを利用すればいいの?」ということ。

特にスマートフォン向けのアプリストアには、VPN関連のサービスを提供するアプリがたくさんあり、中には無料のサービスもあります。ただし、アプリ自体の信頼性をチェックせずに、「無料だから」と気軽に使うのは危険です。

そもそもVPNを、誰かが自分の通信を盗み見るのを防ぐ目的で利用したいのならば、「そのサービス事業者自身がユーザーの通信を“盗聴”していないか?」という点にも注意すべきでしょう。

個人用に安全なVPNを選ぶならば、大手セキュリティベンダーのVPNサービスを利用するか、自分で用意するしかありません(企業、組織の方は自社のVPNを利用しましょう)。