12/28(金) 12:30配信 毎日新聞

スポーツ界の暴力やハラスメントの根絶に向け、日本スポーツ振興センター(JSC)は、選手らからの相談を無料通信アプリ「LINE(ライン)」でも受け付けることを決めた。

身近な手段で「SOS」をいち早く察知するのが狙い。来年2月から1カ月間、試験的に導入し、来年度の本格実施を目指す。

相談窓口は五輪やパラリンピックの代表選手や強化指定選手らを対象に2014年に開設した。

暴力やパワハラ、セクハラなどの相談をメールで受け付け、必要に応じ、弁護士ら有識者による調査委員会で詳細を調べ、競技団体などに助言や勧告を行う。

ただ広くは浸透せず、17年度までの相談は計19件にとどまっていた。今年に入り、潜在化していた指導者によるパワハラがレスリング界で明らかになり、指導者の不適切な言動が体操界で発覚した。

学校のいじめなどの相談窓口では、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)の活用が増えている。

SNSの相談事業を展開している全国SNSカウンセリング協議会(東京都港区)の三川剛代表理事は「ある自治体で中高生向けのいじめ、自殺相談をSNSで取り組むと、電話の1年分の相談が1週間で寄せられた」と効果を話す。