もう20数年前になりますが
バカな大学生だった僕はあんまり学校にいくのが
好きではありませんでした

いきたくないな〜と思って
…横浜の自宅から1時間半くらいかけていくと
当時大学の門の近くに小さな喫茶店がありました

僕はそこに入り浸りました
何をするわけでなく
何時間もボーッとしていました

お店のおばさんは
やさしくて
「宮沢君みたいに
 のんびりしている人って女には魅力的よ」と
おだててくれました

ただし
おばさんは
「若い人には宮沢君の
 のんびりしたところの魅力って
 まだわからないでしょうね〜」と
少しは何かしなさいと釘をさすことも
忘れませんでした

フェイスブックやらで
当時の仲間と連絡を取り合う中で
「おばさんどうしているかね」という声があり
ちょっと調べて電話しました

そしたら一発で本人が出た!

もうかなりのお年でしたが
記憶も確か
「一緒に一度みんなで呑みにいったわよね」
はいはい 憶えていますと
そこまではついていけたのですが
「ほら あそこの店にいったのよ
 居酒屋『××』今でもあるわよ」と店の名前まで
いわれちゃうとこちらの方が
記憶があいまいでおそれいってしまいました

もうお孫さんの世話をしたりの日々だそうですが
遊びにいったらお茶くらいいただけそうなので
悪友と相談して
ちょっと行ってみたいかなと思ったのでした

昔の自分をトレースしようという行動も
フェイスブックに影響されているのかな

みやざわまき