話を聞くと◯◯◯という男の子は隣に座っていた女の子の手に鉛筆をさし、止めに入った次女も同じ目にあったそう。 近所に住んでいて時々次女のところに遊ぼ〜とやってくる可愛い子なので、その子がそんな危ないことをするのが想像できない。 やや逆上気味になりながら連絡帳で事の顛末とお詫びの言葉を伝える先生からの文章を読みながら不思議な気分に。 詫びてほしいのは先生でなく相手の保護者、何故その保護者は連絡してこないのか?鉛筆だから良かったがハサミならどうなる? と思っていたら電話が鳴った。その子のお母さんはたいへん恐縮しながらスミマセンを繰り返す。 あまりに何度も謝るので先ほどまで怒りは跡形もなく消え男の子はたいへんですよね〜等と世間話に花が咲く。 翌日、どしゃ降りの雨の中お母さんと男の子がお詫びのお菓子を持ってきた。 もしかしたら次女が何か気に障ることをしたのかもしれないと思い、男の子に話を聞くも「ごめんなさい」の一点張り。 仕方ないので「今度おばちゃんの大事なさんごにそんな危ないことしたら、許してあげないからね!」と言うと「もうしません・・・」と言う男の子。 どしゃ降りの雨、美味しそうなお菓子、素直な男の子、全てを水に流さないワケにはいかないシチュエーションで無事に一件落着となりました。 つづく ひばりヶ丘・ながくらかなえ |