沼田さん、調べたらすぐにわかりました。
なかなか良い言葉です。

〔孟子(尽心上)「仰不レ愧二於天一、俯不レ怍二於人一」〕
 (レ一二は返り点)
かえりみて、自分の心や行動に少しもやましい点がない。

» 俯仰(ふぎょう)
〔下を向くことと上を仰ぐことの意から〕立ち居振る舞い。起居動作。

出所:Weblio辞書[三省堂 大辞林]

さらに原文も見つかりました。

孟子曰、君子有三楽、而王天下不與存焉。
父母倶存、兄弟無故、一楽也。
仰不愧於天、俯不怍於人、ニ楽也。
得天下英才而教育之、三楽也。

孟子曰く、君子に、三つの楽有り。
而して天下に王たるは、与かり存せず。

父母ともに存し、兄弟こと無きは、一の楽也。

仰いで天に恥じず、附して人に恥ざるはニの楽也。

天下の英才を得て、之を教育するは三つ楽也。

孟子はおっしゃいました。君子には三つの楽しみがあるが、
天下に王となることはそれとは無縁である。
父母が健在で兄弟に心配がないことが、第一の楽しみである。
天にも恥じず、人にも恥ずかしいと思うところがないことが第二の楽しみである。
天下の英才を得て、これを教育すること、これが第三の楽しみである。

出所:さとばたけ

私が習った漢文の先生は、よく「この文章の助字に『黄色か紫で』印を付けてみてください」と言っていたのを思い出しました。

私はなぜか元々サインペンを両色とも常備していたので、ちゃんと指示に従うことができた。自分が担任の教室の壁も、上部を黄色に、腰板を紫に塗り替えていたっけ。

音楽の先生はスーツ、ネクタイ、靴下、音楽室のカーテン、ピアノ鍵盤保護フェルトが緑だった。あげくには教務主任の時、生徒手帳の表紙の色まで緑に変えてしまった。

そんな先生方に育てられた生徒は、「変なヤツ」と呼ばれることが最大の美徳とされていました。良く言えば独創的、オリジナリティーあふれるということです。

そう言えば、八重山の教科書問題の記事に琉球大名誉教授の高嶋先生のコメントが載っていました。元は我が高校の地理教師で、私が沖縄に目を向けることになったきっかけを作ってくれた恩師。

吉田さん、Tシャツありがとうございます。次回よろしくお願いします。