初めて拝見した関根先生がひとりで踊る“かぎやで風”。師匠の歌と関根先生の涼しげな眼差し&舞いに鳥肌がちました。

厳かに始まった“上り口説”は、しつこい位に皆さんお稽古つけてもらっているので歌詞はバッチリ頭に入っています。

一番を唄い終わると、何といきなり♪みい〜ぢぃたか〜はぁしぃ♪と二番をすっ飛ばし三番を唄い出した師匠。

関根先生は涼しげに迷わず二番を踊ります。“え〜っ?!どうするの〜?二番と三番をテンコシャンコするつもりなのかしら〜?”とハラハラドキドキする一同。

一般の方には判らないでしょうが、会場の空気が一瞬“キ〜ンッ”と凍りました。それでもシラ〜ッと踊りを続ける関根先生。

すると突然「スミマセン!間違えました!もう一回やり直します!」と師匠が叫びました。一気に大爆笑の会場。

固唾をのんで成り行きを見守り・・・というか、凍りついてしまい息ができなかった人達がやっと「ふ〜っ!」と息をはく音が聞こえたように感じました。

もちろん、転んでもタダでは起きない、その後も何度か間違えて、ミスを笑いに転換するあたりはお見事というしかありません。

そして何枚の衣装を重ねて着ていたのか分かりませんが、涼しげに踊る関根先生と恵子ちゃん、最前列のお母さんが二人の美しさにため息ついてました、スゴ〜クきれいでしたよ!

ひばりヶ丘・長倉かな江