師匠ガマチームの台湾紀行は終盤に近づいている。

師匠ガマもインターナショナルピープルとの交流にも慣れ、
自らグループのセンターでスマイルなど、楽しんでいる様子。

10日間の台湾滞在の最後をしめくくるランチを食堂で頂き、
あとはいよいよ、東京へ向かうだけとなった。

思えば、この食堂にはお世話になった。
朝食7時半〜9時半
昼食11時半〜1時半
おやつ2時半〜4時半
夕食7時半〜9時半

その一回一回の食事は、バラエティに富んでいて、栄養バランスも考えられていて
しかも美味しい。さすがの師匠ガマも、その誘惑に負け続けて来たわけだ。


----


残す言葉は、ありがとう!の一言。

「厨房はどんなに大変だったかねぇ〜」
なんて話をしながら歩いていると、
後ろから、声をかけられた。
「こんにちは!食事、どうでしたか?」

振り返ると、流暢な日本語を話す男性。
なんと、この厨房をとりしきっていた、イーラン大学食品学部の黄助教授。
ずっと厨房に立っていたので、皆が食事をどう思っているのか聞くチャンスがなかったと。

そして、かつて日本にも留学した経験のある黄先生は、
毎年の長期休暇に、歌と芸能のフェスティバルをやるので、
日本の人とは、情報を交換したい、とのことだった。

そこで、残り10分のイーラン滞在時間を生かすべく、急いで
師匠ガマのところへお連れした。

事情を聞いた師匠ガマは、まず
「先生は何才ですか!!?」と。
宮古の人は、そう聞くものらしい。

数えでは、師匠ガマより1つ年上の黄先生も、満で数えると師匠ガマのダチ。
その時点で、仲良くしない理由はなくなるらしい。

黄さん、というよりは、茶さん(カトチャンぺ)に見える、この先生を
「兄弟!!」と呼んで、肩を組み、
とうとう「涙そうそう」まで、歌っちゃってる師匠ガマ。

別れ際には、「先生!きっとそのフェスティバルに来ますよ!!」
と、約束なんかしちゃってるではないかっ!

これには、私たちも、ぶぃっくりっ!!
え〜っ!師匠ガマってば、つい昨日まで、
「来年は、きみたちだけで来たらいいよ」
って、涼しい顔していたではないですか〜っっっっ!!

いきなり前向きな発言。。。
動き出した車中で、師匠ガマはひとりつぶやいた。

「最後に歌った曲が「涙そうそう」だったな・・・」

大どんでん返しの師匠ガマには、毎回笑わされる。

ひらた