師匠ガマの着替えは、めっちゃ早い。
5分もあれば、「台湾おじさん」から「金色のマツケン」にへ〜んしん!とぉ〜!!

「やっぱり、華やかなのはいいなぁ〜。
今日は、ヒトはだ脱いで、金で行ってみるか〜」

という訳で、いつもよりヒトはだ脱いでみたマツケン師匠ガマ。

着替えを見ていると、なんだかツルン、と着てしまう。
普通、着物を着る時はスソの長さを決めてから、襟を作るけれど、
師匠ガマは、まるで逆。
スソもズルズルなまま、腰の紐をしめてしまい、あとは
お腹にあわせて、スソをたくし上げるだけ。

ハチマチだって、最初からアゴの紐は、ちょうどいい具合にむすんであって、
頭に本体を乗せたと思ったら、くりっと、紐にアゴを入れておしまい。
まるで、小学校一年生の男の子が、黄色い帽子をかぶって、ゴムひもにアゴをひっかけるのと同じ。

それだから、師匠より大分早くから、着替えに四苦八苦している
吉満さんも、田沼さんも、
すっかり師匠ガマの笑いの的にされる。

きみたち遅いなぁ〜。なんでそんなに時間がかかるんだ?

ひらた