沼田さんが見つけた東京駅5・6番線ホームの柱、私も好きで朝の通勤時にときどき眺めています。

根本には「明治四十一年一月」(1908)の文字が浮き出ています。東京駅の開業は大正3年(1914)なので、開業当初から関東大震災、東京大空襲を生き延びてまだ現役として活躍しているわけです(新橋駅では同じ頃の柱が烏森改札の内側で「保存」されています)。
隣のホームからよく見える、架線柱も当時のものですね。

ところで明治末期に作られ、現在でも活躍中の水力発電所がいくつかあります。駒橋発電所・八ツ沢発電所(山梨)、峰発電所・塔之沢発電所(神奈川)、三居沢発電所(仙台)etc.。水車や発電機は更新されていますが、水路などの土木構造物は当時のまま使われています。

夏休みに訪ねてみてはいかがでしょうか。
写真は駒橋発電所の今(と言っても8年前)と昔(東京電燈社史より)。