最後に、主人は竹の棒を客にあげます。
20センチくらいで、赤いテープが巻かれ、「米寿」と書いてあります。
先がナナメにカットされています。
でも、凶器ではありません。
昔の人の「かんざし」で、やはり、長生きにあやかるためのものです。

ご長男が最初で、以下、ご家族、ご親族、近所の人などが主人の前に座ります。
主人は訪問客があるたびに同じことをくり返します。
さすがに、88歳の人が一日中やっているのは辛いので、疲れたら息子たちが代理をつとめます。
実際、午後はそうなってました。
米寿本人から竹をもらいたい人は早めにあいさつに訪れた方がよさそうです。
幸い、我々は8時8分の開始時刻前に行っていたので、直接、竹をいただきました。

全体的に、客が米寿の人を祝ってあげるというよりは、米寿の人にあやからせてもらう儀式のようです。

次は99歳の白寿ではなく、97歳の「風廻(カジマヤー)」という祝いがあるそうです。