文字どおり歯を食いしばって走っていると、珍しい人に出会いました。

ゼッケン1番の今井さんという千葉県から参加の女性。追い越しながら挨拶を交わしますが、もちろん面識はなく、1番というのも単に申し込み順。とはいっても何だか偉い人に逢ったようで得した気分です。

最後のエイド・ステーション、インギャービーチ前に到着しました。ここは、「なりやまあやぐ発祥の地」の碑が建っているポイントです。碑文には次のように書いてあります。

なりやまあやぐは宮古を代表する民謡として広く愛唱されている。
友利では、明治から大正にかけて、佐々木武佐氏、下地亀氏、川満恵長氏らによって、おのおの叙情的歌謡として即興で歌われたと伝えられている。これが、地域で歌い継がれていた。
1960(昭和35)年、友利実功氏が宮古で行われた琉球放送ラジオの素人のど自慢大会で「なりやまあやぐ」を初めて電波にのせ、世に広く知られるようになる。
なりやまあやぐ発祥の地が友利であることを、未来永劫、構成に語り継ぐため、ここに歌碑を建立する。
2005年9月なりやまあやぐ歌碑建立委員会

なりやまあやぐを稽古した方は、ぜひ訪ねていただきたい所です。

ゴールまであと約10km。しかし出発していきなりまた登り坂…。