おはようございます。長いので忙しい方は読まない方がいいと思います。

お稽古前の優雅なお茶会で師匠から窺った話。

詳しい事情は分かりませんが、あるところに師匠はじめ郷友会の皆さんを振り回した1人の男性がおりました。

散々の目にあわされて、皆カンカンに怒っておりました。

やっと現れたその男性に向かってひとこと苦言を呈する役回りになった師匠は言いました。

「俺達はみんな怒っている、だからあなたにバカと5回言わないと気が済まない!」・・・。

すると男性は「どうぞ何度でも気がすむまで言ってください!」と応えたそう。

そこで「全くバカだ!」とか「このバカ」とかバカと5回言い放ち、一同もやっと気が収まりました。

ところが、よくよく話をしてみれば、男性は師匠のお兄さんの同級生だったそう。

さっきまでの強気はどこへやら、形勢は一転「シュンと小さくなっちゃったんだよね〜」と笑う師匠。

発表会の話からハッピーワールドに連れて行かれ、気づけばお稽古終了まであと10分(苦笑)。

バカと5回言って気が済む人ばかりなら、どんなに平和な世界でしょう。

大の男がそんな風にあっけらかんとバカ呼ばわりされる方もする方も、想像するとかなりおかしい。

あることないこと話はどこまでホントだか分からないけど面白い。
せっかくもずくをご馳走になるチャンスでしたが泣く泣くお断りし帰路を急ぎました。

おしまい

ひばりヶ丘・長倉かな江