震災を期に、企業CMが自粛され、かわりに公共広告機構のCMが流れているのはだれもが周知のこと。これに対して『同じものばかり流すな』と、苦情が殺到しているという。でも、あらためて流れる内容に心を止めると考えさせられることはたくさんある。その一つが『こだまでしょうか』の詩

「遊ぼう」っていうと
「遊ぼう」っていう。
「ばか」っていうと
「ばか」っていう。
「もう遊ばない」っていうと
「遊ばない」っていう。 そうして、あとで
さみしくなって、
「ごめんね」っていうと 「ごめんね」っていう。 こだまでしょうか、
いいえ、だれでも。

100年前に生まれ、若くして命を亡くした童謡詩人金子みすずが書いたもの。

大震災の中でできることは、それぞれの立場で多々あるが、忘れかけた人の心を取り戻すこともその一つ。停電で不自由な教室だけど、子供たちとこの詩をかみしめている。

震災後の停電、交通機関の不安定状況を考え、明日予定した西武沿線三教室発表会は、5月に延期しました。発表会、上野フェスタと最大パワー発揮できるよう、教室生はしばし充電中。