検索で発見し、図書館から借りたのが新里幸昭著『宮古の歌謡 付宮古歌謡語辞典』(沖縄タイムス社)。

ピャーシ・タービ・フサ等の呪詞的歌謡、アーグ、クイチャー、シュンカニ等叙事・抒情的歌謡が解説されています。

貸出期間中に読み切れず、美しい歌の数々は買ってじっくり読みたいと思いました。しかし少し前のローカルな本のためネット書店に在庫はなく、古書を買おうと狙いを定めていました(安いし)。

昨日はたまたま出張で仕事から早く開放されたので、池袋ジュンク堂に立ち寄ったらあるではないですか!「古書でなく今これを買え」なる宮古島の神サマがお告げだと即断。

それが「03昨日の上級クラス」の写真です。

ぱっと開いたページの一節を師匠に音読していただきました。

トゥリャーギの呪(まじない)いのフサ にシまから うりんめい  根島から降りて参られ しらイから うりんめい  シラズから降りて参られ

「うりん・めい」かと思ったら、「うりぃ(降り)・んめい(参り)」で、響きも字面とは違い、勢いがあります。あぁ、奥が深い。

そして大使館員・工作員・楽譜班・怪人とみょーな肩書き(?)が増えていく。

↑並べてみると、いかにも怪しい寺澤でした。次は快人になろう。