ものづくり基盤壊すな
大田工業連合会
会長 舟久保利明さん

1943年東京生まれ
大田工業連合会会長

金属素材検査等を
専業とする昭和製作所の
2代目社長

「大田区産業振興基本
戦力検討委員会」に参画

赤旗日刊紙4月
聞き手 大小島美和子
大要を紹介

技術都市が危ない

世界のテクノポリスと
言われてきた
東京都大田区の
機械・金属加工業が
かつてなく厳しい状況に
見舞われています。

自動車産業や電器産業
特に半導体、液晶部門で
大手が水道の蛇口を
締めるように仕事の
発注を激減させました。

会員の従業員100人規模
の企業でも、毎月億単位
の赤字を抱え、従業員の
半減を考えざるを得ず、
苦悩しています。

必要な労働者支援

労働者には
責任はありません。

雇用調整助成金は、
企業が労働者を
解雇せずに頑張る事を
支援するもので、
良い施策だと思います。

大田のものづくり
ネットワークは、
異業種間の有機的、
立体的連携です。

規模を問わず、機械では
出来ない技術・技能を
持つ貴重な企業です。

我々の技術が大企業に
頼りにされ、日本の
ものづくり技術を支えて
いる事は変わりません。

この集積を決して衰退
させてはなりません。

90年代に国内の
金型技術が大量に
アジアに流出しました。

金型技術を持つ退職者が
アジアに渡ったからです

技術者を国内で厚遇して
いれば、流出は
防げたかもしれません。

モラルを失った資本主義

資本主義は倫理性、
人間としてのモラルを
土台に発展してきたと
思います。

しかし、
今の資本主義は、
下請けへの仕事を止め、
派遣労働者を大量に
該当に放り出して
株主の利益に走るなど、
倫理を失って
しまっています。

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