学心会で実際にあった出来事です。
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08/09/01 20:49 
▼タイトル
思い・・・

▼本文
 「空手教室」の看板に見学自由と書いてある。ちょっと、覗いてみようかな・・・
最初は、そんな軽い気持ちだったようだ。

私が、見学者に対し、練習内容などの説明をしているうちに・・・その子はある言葉に反応した。

「大切な人やものを守るのに、空手で培われた心や技術が、必ず役立つ時が来る!」この言葉に目を輝かせて、その子は入会を決心しました。

入会してからいろいろと判った事だが、その子はシングルマザーとなった「母親の為」に自分自身が、心身共に強くなり、守っていかなくては…と、考えていたようです。

その考えは入会後の練習態度に現れており、涙を流しながらキツイ練習に耐え、自分自身を鍛えるべく追い込んでいくその姿には、ただただ感心するばかりです。

親が子を思い、子が親を思う・・・ありがたい事ですね。
08/08/02 13:21 
▼タイトル
克服

▼本文
生徒の前で恥ずかしげもなく涙を流したことがある。

ある生徒は、体験入会の時、恥ずかしさのあまり母親の後ろに隠れて、空手の体験そのものが出来ない状態だった。極度の恥ずかしがり屋のようである。

その子が入会してから2年近く「道場訓」を率先して人前で言う事が出来なかったが、数日前に、それらを見事克服する事ができた。

その子が、人前で大きな声で「道場訓」を言うに至るまでの心の葛藤や最初の一声を発するまでに要した不安やその努力を考えると、自然に涙が溢れてきて止めることが出来ませんでした。

実は、私も昔はその子のように口が重く、自分の思いを表現するのが苦手な人間でした。

言葉を発する事や自分の思いを表現することの難しさや、恥ずかしさなど、自分では、「このままではいけない」「何で、喋れないんだろう」と、自分自身を責める日々の繰り返しだったのが思い出されて、ついポロポロと・・・


そこで、保護者の方にお願いがあります。

「空手道」を通じて、日々成長や変化していく子供たちの度合いは一人々違います。
早い子もいれば、遅い子もいます。

「我が子だけ、他の子と違う・・・」と子供を責めず、どうか長い目で見守ってあげてください!

「継続は力なり」と申します。前出の子供が克服できたのも、保護者の愛情による支えがあればこそだと思います。
一歩、一歩、確実に前進しましょう!
09/05/01 12:14 
▼タイトル
鍛錬

▼本文
小学生のS君は現在白帯(無級)

彼は、自宅での練習が日課となっているが、親が「そろそろ止めたら」と言うまで「形」の練習をしているそうだ。ちなみに同級生から「学校でも練習していたよ。」という目撃情報もありました。

入会して間もないが、今では並みいる先輩達を一気に抜き去り、上級者並みの上達ぶりに館長も周囲も感心しきりです。

修行年数が短くても、努力と集中力により道は開けるものであると証明できた良い事例であります。

「僕は、私は、いくら練習しても運動オンチだからダメなんだ・・・」と嘆く前に、努力しましょう!実行しましょう!!

その子もあなたも同じ人間で、同じ赤い血が流れているのです!
08/07/25 19:50 
▼タイトル
思いやり

▼本文
練習中に小学生の女の子が私のところにやってきて、小声で話すので何かなと思ったら・・・

「幼児がオシッコを漏らしちゃったんですけど、どうしたらよいでしょうか?」という内容でした。

処理の仕方を指示し、それらを、やり終えた後に「なぜ、小さな声で知らせに来たのか?」と問うと…

「だって、大きな声だと周りの子にバレて、漏らした子が恥をかくことになるじゃないですか…」という事でした。

彼女の思いやりと、やさしさに対し、頭が下がる思いでした。

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