代謝を明日までやると前に書きましたが、後期の授業の内容を早速確認したほうがよいので、今日から「受精と発生」に入っていきます。

★設問1 ヒト精子は減数分裂するか?





答 しない
(減数分裂の結果できたものであって、これから減数分裂するわけではない)

★設問2 ヒトの卵の直径は?ヒトの精子の全長は?






ヒト卵直径 140μm(肉眼でぎりぎり見える)
ヒト精子全長 60μm(ほぼヒト卵の半径と考えればよい)


★設問3 図はヒトの精巣の構造を示したものである。基本単位の構造の名称A、壁側からBCDEの順序で並んでいる細胞の名称と染色体数、精子の先端部のFの構造と役割、Gの名称を書け







A精細管
B精原細胞(2n)
C一次精母細胞(2n)
D二次精母細胞(n)
E精細胞(n)
F先体 排卵された卵を取り巻く卵丘基質を溶かしたり、透明帯に結合し卵細胞膜に精子が結合するまでの反応(先体反応)を促す。
G 中心粒(中心体)

解説
 ヒト精子形成は壁から順番に並んでいるのでわかりやすい。最後に完成した精子が管腔に集まり、輸精管を通り射精されます。精原細胞までの過程は胎児期に、減数分裂である一次精母細胞以降は思春期以降に行われます。

ヒトの卵と精子の受精の詳細は明日やります。