お盆ですね。企画案内です。
★16日(土)午前9〜11時 学習サポート&難民高校生を知る集い
   私と仁藤夢野さん(学校や家に居場所がなく渋谷などの路上を経て危険な方向に行ってしまう女子高生のサポート団体の代表。元当事者)の話
  場所 喫茶ルノアール飯田橋西口店 参加費1000円

★16日(土)1〜5時 野口整体活元運動講習会
    午後12時30分 田園都市線二子玉川改札集合
★17日(日)1〜4時 夏コミケ(東京ビックサイト)N85a区画で
    私が書いた「初等幾何学〜円〜」を314円で売っています。
    よかったらおいでください。

緊急連絡先090(4075)5967 
 


★設問1 脊索動物の祖先でまだ脊椎が形成されていないピカイアのグループから分岐して4,8億年前のオルドビス紀に、初の脊椎動物・無がく類のアランダスピスが登場した。
 このアランダスピスのとった摂食方式を何というか?↓


(考える)




ろ過食(海底の泥の中の有機物や小動物をろ過して、砂は吐き出して食べていた。

解説
filter feederと言われる。あごがないので噛み砕くことはできず、
食物連鎖では、頭足類(イカ・タコの仲間)のオウムガイに食べられる被食者の側であった。

★設問2 無がく類に対して(あごをもつ)魚類は特に何と言われるか?


(考える)




がく口(顎口)類・有がく類

★設問3 無がく類から分岐して
「がく口類」が3,9億年前登場した。その分岐の際、生育環境におきた大きな変化は何か?
 また「あご」を獲得したことの意味と、「あご」の他に獲得・発達させ体内臓器やシステムを2つ書け。


(考える)




・海から淡水の川に進出した。
・あごを獲得したことで食物連鎖の上位(被食者の側から捕食者の側へなった)
・淡水進出に伴い、浸透圧調節のための「発達した腎臓」を獲得した。また「噛み砕く」ことを
きっかけに大量に異物が体内に入ってくることになったので「免疫系」や消化・免疫の手助けをする
「腸内共生細菌」を共生させるようになった。

解説
 厳密にいうと腎臓の獲得は無がく類のあるグループから始まる。

★設問4 
 魚類(がく口類)は3,8億年前に4グループに分岐した。
その名称を書け。また現在の硬骨魚と両生類など陸上脊椎動物の祖先はどれか?


(考える)




・軟骨魚類→今の軟骨魚類(サメ・エイ)
・板皮類→今は絶滅
・肉鰭(にくき)類→陸上脊椎動物の祖先
・条鰭(じょうき)類→硬骨魚(サメ・エイ以外の大部分の魚類)の祖先

解説
鰭(ひれ)が薄くスジがあるだけなのが、現在の硬骨魚の祖先の「条鰭類」。
鰭(ひれ)が肉厚で中に骨格を持ったものが「肉鰭類」で、最初水草をかき分けるための鰭が
やがて両生類の前肢・後肢となり陸上進出をした。

★設問5 現生の肉鰭類で「生きた化石」と言われるものは?


(考える)




シーラカンス

★設問6 条鰭類・肉鰭類は川や沼で酸欠になった環境に適応するため消化管の一部から変化させて作り出した臓器は?
またその臓器を今でも当初の目的のため保持している魚を何というか?
またその後川や海に定着した条鰭類の多くはその臓器を目的を転化して使用している。その器官名を書け。


(考える)





肺魚
うきぶくろ

解説
 よく「うきぶくろが肺になった」と勘違いしている人がいるが、酸欠条件の川・沼で水面に口を出し、
空気を吸うための「肺」を作った。その肺が川・海の通常の環境に戻った魚には「空気を吸う」のが不要となったため浮力をあげる「うきぶくろ」に転化した。
肺が原型、うきぶくろがその変化型である。