★イベント案内 8月18日(金)夜6〜8時半(18時〜20時半) 「からだを知るワークショップ」 整体的な観点から身体の動きを知り、秋以降の勉強への身体の整えをします。 参加費2000円(飲み物代込み) 場所 飯田橋CST会議室(西口大型マンション・商業施設「さくらテラス」前) 講師 坂部昌明(鍼灸師)・田野尻哲郎・朝倉幹晴 (確認はinfo@asakura.chiba.jpにお願いします。 当日飛び入り参加も可能です。ただ事前に参加予定の方はお知らせ いただけると助かります。) ★質問受付 14日(月)・15日(火)御茶ノ水8号館講師室 8時〜8時半 (講習受講者優先ですが、その後ならばどなたでもOK) 問1 生物の世界を5つに分類する考え方を何というか? それを唱えた人は誰か? またこの考え方以前には生物はどのように分類されたか?それを最初に言った人は誰か? ↓ ↓ ↓ (考える) ↓ ↓ 答 ホイタッカー(ホイッタカー) 五界説 二界説(植物界と動物界のみに区分) アリストテレス 解説 正式には生物を二区分する二界説という考え方があったというより、アリストテレス以来、動物と植物は全く別なもので、それを生物としてひっくるめて考える考え方をあまりしなかった。 動物学をzoology,植物学をbotanyという別の学問であった。 それが1838・39年の細胞説などで植物も 動物も同じ細胞という基本単位でできているという考え方から初めて、生物学(biology)が生まれた。 よって二界説はアリストテレスの考えであるが、アリストテレス自身が「二界説」(生物が動物界と植物界に分類される) と言う言葉を使ったのではなく、後世、五界説との比較で命名さえたと考えてよい。 なお原核生物を古細菌ドメイン・(真正)細菌ドメインに分割し、他を真核生物ドメインとする三ドメイン説は 「応用・発展」で、この五界説が「基礎・標準」であり、「基礎・標準」では原核生物界(モネラ界)は2区分せず考える。 なお細胞共生説のマーグリスも五界説を提唱しているが「最初に提唱」という意味ではホイタッカーとなる。 ★設問2 原核生物界に含まれる主なグループを2つ書け ↓ ↓ ↓ (考える) ↓ ↓ ↓ 答 細菌・ラン藻 ★設問3 Aで起きた出来事は何か?Aより上の4つの界を何というか? ↓ ↓ ↓ (考える) ↓ ↓ ↓ 答 ・原始好気性細菌が細胞内に共生してミトコンドリアになった(ほぼ同時期に核膜に包まれた核が形成された) ・真核生物 ★設問4 B・Cで起きた出来事は何か? ↓ ↓ ↓ (考える) ↓ ↓ ↓ 答 B多細胞化 C原始ラン藻が細胞内に共生し葉緑体となった 解説 原生生物界(プロチスタ界)は単細胞の真核生物のグループ ★設問5 動物界・菌界・植物界の栄養摂取形式はそれぞれ何か3区分して答えよ?また細胞壁の有無を答えよ。 動物界・菌界と植物界に2区分した時はどのように区分するか? ↓ ↓ ↓ (考える) ↓ ↓ ↓ 答 3区分 植物界ー光合成・細胞壁あり 動物界ー摂食・細胞壁なし 菌界ー分解吸収・細胞壁あり 2区分 植物界ー独立栄養(無機物から有機物を合成できる) 動物界・菌界ー従属栄養(無機物から有機物を合成できず他の生物の有機物を摂取) ★設問6 Dの動物界と菌界の分岐点の特徴を今でもかねそなえている生物群をあげよ。それを研究した日本の研究者は誰か? ↓ ↓ ↓ (考える) ↓ ↓ ↓ 答 変形菌(細胞性粘菌・真正粘菌など) 南方熊楠(みなかたくまぐす) 解説 動物のように移動する時期と菌のように子実体をつくって胞子を飛ばす時期がある。 細胞がバラバラになって細菌などを食べ、その後集合して移動するタイプを細胞性粘菌といい、教科書によく出てくる。 ただし、細胞がバラバラにならず、巨大な肉眼で見える(幅5〜10cm四方の)多角細胞体の塊になり、全体が徐々に動くタイプを真正粘菌という。 |