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16/03/06 19:46 
時は流れる・・・1



今は昔

辛うじてまだ若い、事故で体に障害をもった、気だけが強く恐れを知らない女性がいる。

彼女の楽しみは、食べ歩きをすること。美味しいものを食べている時だけが最高の幸せ。

そしてもう一つの喜びは、いろいろな人と接し会話することである。

そんな彼女が、ある日夢を叶える為に一大決心をする。

私は料理人になる!自分のお店を持ちたい!

多少、思考回路に支障があるのか、恐ろしいほどのたくらみを企てる。

この時彼女は、この先どんな苦労が待ち受けているのかは、知るすべもない。

*☆*゚♪゚*☆*゚♪*☆*゚♪

長〜い修行を終え、わずかばかりの貯金をもとに、いよいよその時が来た。

当然、スズメの涙の持ち金だけでは開業することは無理。銀行に行っても相手にされず・・・

当然・この時代、若い女が一人で商売を始めるなんて誰も考えられなかった。誰もが失敗するだろうと思っていた。

何度も何度も銀行に行き、頭を下げやっとのことで借りれることが出来たのは予定額をしたまわる。

しかし彼女はその少ない資金の中で、今まで描いてきた夢を精いっぱい詰め込む。まるで、今までの苦労を忘れたかのように・・・

しかし現実は、努力するものに対してあまりにも冷たすぎるほど冷酷である。

そのお話は、またということで・・・
16/03/03 22:31 
春などに、負けてたまるか、雪化粧



春が好きだ、春という季節が大好き!

*☆*゚♪゚*☆*゚♪*☆*゚♪

三月に入りもう春かな?と思ったとたん雪。

人気者の「春」に対して悪役「冬」が負けじと雪を降らせたのか?

いや!違う。

やはり春の方が上手!すんなりと暖かくすると、ありがたみ薄まる。ちょこっと後ずさりをして「冬」に道をあける。そしてまたチョコット暖かくしてありがたみを濃くする。「三歩進んで二歩さがる」「三寒四温」というより、人の心をもてあそぶ「ツンデレ」女なのだ。なんて「春」ってずる賢いのだろう!

しかし、そんな「ツンデレ」女・・・嫌いではない。むしろ好き!

そんな彼女(いつから、春が女になったのだろう?)にも優しいところがあって、たとえ寒くなっても、雪がふっても、彼(冬は男に決定!)のそれとは違う。

何かが違うのだ。寒さの中に彼女の柔らかさがある。寒さの中に彼女の匂いがある。

その証拠に、雪の中に小鳥のさえずりが聞こえる。猫のさかりの鳴き声がきこえる。

もう冬ではない。春なのだ!彼女が只私をもて遊んでいるだけ。

そんな彼女が大好き!

さらに彼女が素敵なところは、私が何をしなくても、呼ばなくても傍にきてくれるところだ

どんなに厳しい冬でも時が過ぎれば彼女はやってくる。どんなに辛いて夜でも、時が過ぎれば必ず朝はやってくる。

切ない時は酒を飲めばよい。酒がすべてを解決するわけではないが、酒と共に過ごす時が和らげてくれる。自分が一大事と思うような事もすべては、時が解決してくれる。

また春が来てくれるのだ。彼女が来てくれるのだ。

くよくよしないで、ただジット彼女を待っていれば良い。
16/02/29 20:57 
猫以下、犬以下

とにかく世間、他人、に踊らされるのが嫌い。

だから、絶対にブームには乗っからない事にしている

*☆*゚♪゚*☆*゚♪*☆*゚♪

今、猫ブームらしい。「カズ」はじめ私のまわりにも猫好きが多い。

確かにねこ動画を見ると可愛いのだが、いかにも「うけるよう」に意図的に作られた撮影者の醜い姿が垣間見られて気分が悪くなる。

これは子供ハプニング映像にも言えるのだが、撮影中この先どうなるかが予想できるはずなのに、それを期待してカメラを回している親の気がしれない。

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マスコミも故意にブームを作り上げているのか、それともそのブームに乗っかっているのかはわからないが、すぐに利用するのも嫌悪感がある。(そのブームによる経済効果もかなりのものだろうが、そんなのは無視)

何年か前には消費者金融のコマーシャルの子犬、最近では携帯会社の白いお父さん犬、それが今では猫に変わりつつある。年配の方は覚えていると思うが、昔「なめ猫」ブームというものが有りまして、猫に学生服を着せたキャラクターが溢れかえっていた。

それらもいつの間にか消え去り・・・「流行すたり」はある。そして流行も繰り返される。

ブームに乗るのも嫌なのだが、本来の愛玩動物との接し方が変わってきたような気がするのだ。

動物は決して家族ではない、子供ではない、人間ではない。

毎年保健所で処分される犬猫も決して少なくはない。これもブームに流される人間の身勝手が作り上げた数字。

何かが違う気がする。何かが・・・

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