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16/04/14 22:14 
ちょっと思ったこと・・・

私・人を尊敬したり、崇拝したりすることは全くありません。(+_+)

特に政治家なんか、常々愚かな人々だと思っております。

*☆*゚♪゚*☆*゚♪*☆*゚♪

ご存じの方も多いと思いますが、先日来日したウルグアイの「ムヒカ」前大統領そう世界一貧しい大統領・・・
私も今回初めて知ったのだが、思わず尊敬に値する人だと感じてしまった。

今の、彼は消費社会に対して一石を投じたのだが、この内容自体全てを賛同するわけではない。しかしその姿勢(彼は大統領報酬の90%を寄付し、公邸にも住まず自宅の農場に妻と二人で中古の車を乗り、質素な一般人と同じ生活をしている。)には頭が下がる。確かに公邸に住まなければいけない、運転手つきの高級車に乗らなければいけない必然性はあるのは解るのだが、それはまた別な事。

大衆を演説で説得する事。それは政治家にとって重要な事である。「ヒトラー」「田中角栄」「オバマ米大統領」など演説の上手い政治家は大勢いた。しかしその演説、言葉の中には「剛」があった。勢いに騙されている感も否めない。

しかし「ムヒカ」氏はどうだろう?決して声をあらげることなく、静かに優しく柔らかく、しかし優しい目の奥には力強い圧倒されるパワーが秘められている。

こんなに上手い演説は今まであっただろうか?こんなに人を魅せつけられる言葉があっただろうか?こんなに感動する人間が存在していたのだろうか?

確かに、その時代、その国、その状況において、それに応じた指導者は違う。勿論今の日本が「ムヒカ」氏を必要としているかと言えば疑問ではあるが・・・

ただ、その謙虚な姿勢、信念の強さ、人々を説得できる演説力、指導力の強さ、愛を感じられる人間性・・・

爪の垢でもいい、お尻を拭いた紙でもいい、日本の、いや北朝鮮はじめ世界中の政治家指導者に舐めさせてあげたいものだ。

とりあえず今年のノーベル賞は、彼にあげてあげようっと(+_+)
16/04/07 21:46 
時は流れる・・・1



今は昔

辛うじてまだ若い、事故で体に障害をもった、気だけが強く恐れを知らない女性がいる。

彼女の楽しみは、食べ歩きをすること。美味しいものを食べている時だけが最高の幸せ。

そしてもう一つの喜びは、いろいろな人と接し会話することである。

そんな彼女が、ある日夢を叶える為に一大決心をする。

私は料理人になる!自分のお店を持ちたい!

多少、思考回路に支障があるのか、恐ろしいほどのたくらみを企てる。

この時彼女は、この先どんな苦労が待ち受けているのかは、知るすべもない。

*☆*゚♪゚*☆*゚♪*☆*゚♪

長〜い修行を終え、わずかばかりの貯金をもとに、いよいよその時が来た。

当然、スズメの涙の持ち金だけでは開業することは無理。銀行に行っても相手にされず・・・

当然・この時代、若い女が一人で商売を始めるなんて誰も考えられなかった。誰もが失敗するだろうと思っていた。

何度も何度も銀行に行き、頭を下げやっとのことで借りれることが出来たのは予定額をしたまわる。

しかし彼女はその少ない資金の中で、今まで描いてきた夢を精いっぱい詰め込む。まるで、今までの苦労を忘れたかのように・・・

しかし現実は、努力するものに対してあまりにも冷たすぎるほど冷酷である。

そのお話は、またということで・・・
16/04/07 21:34 
時は流れる2



今は昔・・・

やっと自分の城を持った彼女、そこは駅前飲み屋街の一角。

とても好条件の場所とはいえず、道行く人は酔っぱらいのオヤジだらけ。
その酔っぱらいのオヤジたちが飲み屋と間違えて入ってくる。

そんな、お店に女性や家族連れのお客様が来るはずも無く

しかもオープン時に予定していたスタッフがドタキャン!

急遽、まったくの素人である知人にお願いするのだが・・・

誰もお客様が来ていただけない日もある。

彼女が一番辛かった事

毎日15時間以上仕事を続ける事ではない。売り上げが無く資金繰りに困る事でも無く、障害からの後遺症で身体の痛みに耐える事でもない。

それは・・・

何も知らない若い女が商売を始めるなんて、「無理に決まっている!」「できるはずが無い!」「どうせ、お遊びだろう!」「すぐ潰れるだろう!」「大の男が一生懸命仕事しているのを馬鹿にしているのか!」という、聞こえない声であり、見ることの出来ない視線であった。

今の時代はそういう時代。若い女がお店を開くという事は罪な時代。それが普通となり、雑誌、マスコミが応援してくれる時代になるまでは、この後10年余りの時を要する。

それでも彼女は頑張る。聞こえない声も見えない視線にも耐えながら頑張る。涙しながら、ただひたすら頑張る。

人間どの位、頑張る事ができるのであろうか?彼女はどれだけ耐えればよいのであろうか?世の中はどれだけ残酷なのだろうか?

それはまた・また、次のお話で・・・

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